アニマルウエルフェア連絡会

人と動物との適切な関係づくりを考えます。
<< December 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
続:行政指導への不信?定点回収・収集について
 犬とねこの致死処分数を減らす国の方針が積極的に進められいるようです。が、しかし・・・

 犬に関しては、行政が法規法令の執行官である、などという基本に立ちもどるとき、すごく簡単で効果的な施策措置があることを、全国の行政マンは充分周知のはずなのですがほとんど行いません。
 狂犬病予防法の20万円の罰金犯罪である登録違反と、登録すると渡される鑑札票の未装着違反犯罪罰金20万円の執行です。
 これを飼い主や取扱者を対象に徹底して執行する時、犬を飼い取り扱う人々の責任の普及が一気に推進される。・・・などと言われ始めてからひと昔以上も経ちました。鑑札の未装着違反者が逮捕されたなどを耳にすることもなく、法律執行の状況に今でも変化はなさそうです。
 このような分かりやすい(1)普及啓発(2)周知徹底(3)実行策があるにも関わらず、法の施行された昭和25年からの長い期間を経ても未だ、飼い主や取扱者が責任を果たす「登録」は約5割、そのうち鑑札の装着率は数%といわれるほどの無責任状態です。
 そのような中で、文字どおりの愛玩にもてはやされるペットの犬が売れ残ったり、一度は飼ってみたものの、もういらなくなったからなどという、それなりの理由から致死処分されるのではたまりません。しかも税金で、です。

 犬の登録をして鑑札をつけるという法律の対象範囲は・・・。生後一定の期間を過ぎて社会性が整ってから、などという表向きの条件のもとでありながら、実は幼齢の頃からペットショップの店頭に陳列される犬にも、繁殖場所にいる犬にも、規定の時期を過ぎた時からこの法律の適用除外はないのです。

 何度も繰り返しになりますが、愛護動物の引き取りについては、「飼い主の終生飼養の責務に反し、やむを得ない事態としての所有権の放棄に伴う緊急避難措置として位置付けられるものであり、今後の飼い主責任の徹底につれて減少していくべきものであるとの観点に立って、引取りのあり方等につき、更なる検討を行うこと。」と、1999年の国会で決めました。

 民間の運搬会社などに古くから回収・収集業務を依託している自治体では、従来の慣習に従って、役人が同行していない民間企業の作業員だけの運搬車を巡回させて引き取りを続けるケースも知られています・・・。行政サービスという大儀名目のもとでです。
 「飼い主の終生飼養の責務に反し、やむを得ない事態としての所有権の放棄に伴う緊急避難措置」などは、普通の生活をしている普通の人々に、日常的に頻繁に起こる事態ではありません。にもかかわらず、あたかも他に方法の一切みつけられない極めてひっ迫した、つまり「やむを得ない」事態であるかのように装い、あるいは虚偽の引き取り申請なのかもしれないけれども、もしかしたら偽りであるかも知れない事態を判断する役人のいないまま、巡回車両に積み込みます。
 ・・・定点収集・回収などの「税の無駄遣い」はよろしくないと思うのです。まさかっ!!引き取りや収集を容易にすすめるために、登録鑑札の執行を怠る訳でもないと思うのですが・・・。

【動物の法律、普及啓発用・A4サイズ・ポスターチラシ】の頁には「止めよう、税のむだづかい」チラシもありました。2004年のアップデートです。
動物 動物愛護 | 22:59 | - | - | - | - |
企業の社会的責任
 フリー百科事典『ウィキペディア』によると…(検索 CSR)【企業の社会的責任(CSR: Corporate Social Responsibility)は、企業が利益を追求するだけでなく、組織活動が社会へ与える影響に責任をもち、あらゆるステークホルダー (利害関係者:消費者、投資家等、及び社会全体) からの要求に対して適切な意思決定をすることを指す。
 企業の経済活動には利害関係者に対して説明責任があり、説明できなければ社会的容認が得られず、信頼のない企業は持続できないとされる。持続可能な社会を目指すためには、企業の意思決定を判断する利害関係者側である消費者の社会的責任(CSR: Consumer Social Responsibility)、市民の社会的責任(CSR: Citizen Social Responsibility)が必要不可欠となるといわれる。 】

 企業の法令遵守と「動物愛護の勢力」及び、「動物管理の勢力」に係る利害関係者への説明責任などという観点から思いを進めてみますと……。

 企業が「篤志家」と呼ばれる寄付などや、芸術や文化をサポートするメセナなどの「企業PR」の分野と、「CSR」が混同されているのではないか?などの物議があります。寄付も採算度外視のイベントも社会貢献であって、社会的責任ではないという指摘です。

 法令遵守の範疇では狩猟鳥獣や害獣にもあてはまらないので駆除ができない動物が、人々と同じ環境に棲んでいます。近年の法律は「駆除」に変り前もって防ぐ「防除」の考えに変わりました。
 人の環境を侵しはじめる外来動物などが、人の環境に棲む原因の多くは、所有者の飼養の放棄による場合です。そこで新しい法律では人による特定外来動物の所有の制限を前もって行える対策、「防除」の方法にしています。
 また、愛護動物の法律では「動物愛護」の精神の結果の事態に配慮する、動物の習性生理本能生態等に配慮した「動物管理」の行政施策を行うように、主務所管の環境省が都道府県に宛てた指針を出しています。

 さて、「動物愛護」と「動物管理」には雲泥の違いのあるのは周知の通りです。畜産動物に苦痛を与えるな、といいながら食べます。実験動物絶対反対、といいながら医者にかかり薬をもらいます。毛皮をファッションにするな、といいながら革靴を磨きます。…などなどは一般論ではなくて、賛否両論覚悟の上で筆者のワタクシゴトです。
 広大な敷地を有する巨大企業の多くにはCSR部門があります。巨大な敷地には動物もいますので、企業の立地環境と動物と企業運営が上手な関係をつくらなくてはいけなくなります。そこでこの企業は容易い解決索である「動物の管理」に注目し、環境管理で利害関係を保っている「動物駆除事業者」に考えがいたり、動物駆除で企業と事業者間の利害が一致したかのように思い込みます。
 某大企業のCSRに配属されたある職責者は、法令遵守の下では「動物愛護」の精神から「駆除」のできない類いの動物を「出入りの業者」に処分させていました。いけないこととは「知らなかった!!」そうです。

 CSRは寄付やメセナのように即効のある企業PRではありません。しかし、なくてはならない要素と思うのですが、企業と事業者だけの利益にかかる「動物駆除」はいけません。
 動物の種類によってはこの事業者にも法令違反の恐れがあります。万が一、事業者からのこの動物の引き取り申請に都道府県が応じていたとするのなら言語道断で、便宜供与を指摘されます。このような引き取り申請を都道府県は断れるのです。
動物 動物愛護 | 23:45 | - | - | - | - |
事業者の社会的責任と動物たち
 5月11日(平成21年)付けの毎日新聞朝刊に『「パンくん」飼育の阿蘇CD 擬人化批判受け日動水退会』の記事。要約すると…

=「天才!志村どうぶつ園」のチンパンジー「パンくん」は、2004年に宮崎県の動物園から「繁殖目的」で || 民間動物園・阿蘇カドリー・ドミニオン ||(阿蘇CD)に移った直後から頻繁にテレビやショーに出演。

=これについて || (社)日本動物園水族館協会 ||(日動水)が、同協会の倫理要綱に反するなどとして対応の見直しを求めた。

=見直しを求められた阿蘇CDは「(当社)の事業方針と相いれない」と、拒否。日動水の退会勧告を受け同協会を退会。

=このチンパンジーの番組を制作し、日動水の維持会員にも連なる日本テレビの総合広報部は、「出演を続ける意向」を結論としている。
…などというものでした。

 『命ある動物を単なる「見せ物」に安易に使ってくれるな…』などの意見はほとんどの場合に事業者には届きません。
 世界中の動物園がそれぞれの情報を交換し共有し合って動物種の固体管理に努めながら、『動物園は単なる見せ物小屋の娯楽施設ではない!』と思ったところで、来場者数の大小も話題になります。
 百歩譲って「動物園相互協力のもとで、必要であれば人為的な繁殖も取り入れて、希少な固体の適性な飼育を目指す。」などの「倫理」のゆるされる考え方もあるものでしょう。
 (本日のブログ担当は「動物の生理生態などに、人のそれなりの都合などで手をかけるべきではない。」と強く思うのです。)

 テレビ局と見せ物小屋に日動水が押し切られたような、今回に似た例は多くあります。前回もとりあげた、犬の「鑑札と済票」は、TV・映画のロケや写真撮影の際にも着いていることになりますし、国内の道路や海岸などのほか多くの公共地に、手綱を外された犬もいないことになっています。(レスキューや警察犬を除く)

 犬の所管である環境省と厚労省が、引き取り申請される犬(とねこ)の頭数の減少を目指しています。一生涯飼い続けるという法令順守を徹底するための、それ以前の基礎づくりがずっと見のがされているように思えて仕方ありません。
 動物を「取り扱う者の責任」として、「犬」のノーリードや標識未装着と、おもしろおかしい「見せ物動物」がマスメディアからなくなればよいのになぁ〜と思うのです。
動物 動物愛護 | 18:53 | - | - | - | - |
行政不作為
 「行政裁量権の逸脱」とか「行政不作為」などを耳にする機会が増えたような気がします。性善説にのっとった、度量溢れる行政マンの作為的な裁量の行使を讃える場合とも違うようです。

 狂犬病予防法に罰金20万円の犯罪があり、警官に逮捕された例もある「犬の鑑札未装着」。多くの地方自治体で、犬の担当官が認識している鑑札の装着率はおよそ20%ほどと古くからいわれ続けています。

 鑑札は規定の時期に役所に登録すると交付されます。鑑札未装着とは関係なく、そもそも登録していない所有者も罰金20万円の犯罪者です。狂犬病予防注射を受けさせずに、注射済票を着けていない所有者も罰金20万円の犯罪者です。

 鑑札交付の登録申請は、犬を取得して30日以内、生後90日以内の犬の取得者は90日を経過してから30日以内です。
 多くの地方自治体で、犬の担当官が認識している鑑札交付の登録申請率は、こちらも同様に古くからおよそ50%ほどといわれ続けています。

 近年は犬の取り扱い者や、所有者占有者などの飼い主責務やマナーの取り上げられる機会も多く見られます。鑑札や予防注射に賛否両論のあるもの現実です。しかし、法令の執行官である役人が、犬の飼養者責任の強化を求め、致死処分の撲滅をめざすのでしたら、法律違反の撲滅も対策のひとつと思うのです。
 違反者の弁解は、知らなかった!!うっかり!!わざわざは面倒だっただけ!!時間がない!!など、確信犯的な理由は少なく、ほとんどが軽い気持ちからのようです。適切な方法で「犯罪」を伝えられる際には登録申請への改善も素早いようで、飼い主責任の自覚が広がります。

 犬に関係するさまざまな問題の発端は、行政の法律執行不作為といわれても仕方ありません。普通の場合に、ナンバープレートのない車両を目にする機会はありませんが、鑑札のない犬があたりまえの様な世間です。
 鑑札装着の義務を免れるのは、シャンプーする場合など「着けることが極めて困難な合理的理由の有る場合」に限られますから、TV・映画のロケや写真撮影の際の「犬」にも着いていることになります。
動物 動物愛護 | 21:02 | - | - | - | - |
クローン
 報道によると、ビジネスとしてのクローン犬一号が、日本円換算の一千数百万円で売られたそうです。人それぞれに立場や希望や目的もさまざまでしょう。人が生きるための動物との共棲は、しかたのない妥協の産物かもしれません。
 しかし、クローンという技術を用いた命の尊厳の売買は、売り買いどちらもいけません。
動物 動物愛護 | 20:01 | - | - | - | - |
人と動物との「適切」な関係、って??
 愛護動物の担当官や新聞記者と雑談を交わす機会があります。文筆業で書籍を上梓している動物生態学にたけている動物好きとも本音の言葉が行き交います。
 「いや〜、著述業は因果なもんでねえ〜。活字で出版されると、後々反省しても簡単に書き直しがきかない。」
 「ははっ、ネットのホームページは呑気なもんですよ。さっき書いた記事の削除も訂正も手の内です。」と、こちらはブログの管理人。
 う〜〜む。善いのか悪いのかの真相はともかく、まだまだ我が国は動物との関係づくりなどでは発展途上の道中です。
 人と動物との「適切」な関係づくりというけれど、何が「適切」で何なら「不適切」なのか?じっくり、しっかり考えたいと思うのです。
動物 動物愛護 | 00:01 | - | - | - | - |
ブログを開設しました。
 ブログを開設しました。毎日の日記は難しいと思うのですが、できる限り更新に努めたいと思います。
  アニマルウエルフェア連絡会ホームページの出来事などを、タイムリーに追いかけたいとも考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

 東京荒川区が募集したパブリックコメントの、役所で決めていた応募要綱と、ホームページで案内した募集の条件に行き違いがあったようです。せっかく応募したにもかかわらず、認められなかった意見もありそうです。
 詳しくは→ || 荒川区 野良猫 餌やり 罰則付き条例 ||

 もうすぐ新年です。どうぞ皆さま良いお年をお迎えください。
動物 動物愛護 | 02:07 | - | - | - | - |

(C) 2017 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.