アニマルウエルフェア連絡会

人と動物との適切な関係づくりを考えます。
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動物愛護・世代交代

※アニマルウエルフェア連絡会共同代表からの寄稿です。後日にメールマガジンやAWN連絡会ホームページその他にも転載の予定です。重複して受け取られる際にはどうぞお許しください。
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 草の根の動物愛護や自然保護をすすめた活動家の方々が、世代交代に差しかかっているように感じます。
 全学連などの学生運動が盛んな団塊世代の方々でした。その運動が一段落した後にほかでも筋を通しながら、環境や動物の分野などでご活躍の尊敬する方々が相次いでお亡くなりになられました。
 自然保護と生物が対象の方、一貫して動物擁護の方、猫に特化した方やほかの皆さまが道筋を作られました。事が起こると情報交流をしながら、不適切と思われる社会に向かいました。
 ボスを失った組織では善かれ悪しかれの影響もさまざまです。まさに世代交代が静かにすすんでいるように感じます。
 今はペットと呼ばれ、人に飼われる命ある生き物が注目されます。一時代前迄は一義的に命ある生き物の命を思う活動だったように感じます。
 動物保護法(略称)が同愛護法(同略称)に変わった時、ペットは単なる愛玩動物ではないとの原則を国が発信しましたがその考えも廃れます。多くの自治体では法にある愛護動物との呼び名よりも、ペットつまり人に飼われる愛玩動物という言い方を好みます。
 ペット産業界や実業の社会の勢力拡大に原因を探す時に分かりやすいです。例えば愛護動物のセリ市場が法律上の動物取り扱い業に認められてしまいました。世界にノネコという学術的な種はなく、過去の古い時代の所管省が当時の国の産業を保全するなどの理由から鳥獣保護法(略称)上でねつ造したノネコの呼称を、今の環境省地域事務所が流用して愛護動物のイエネコをノネコと呼び変えた狩猟鳥獣として殺します。
 必ずしも遵法(じゅんぽう)とはいえない愛護動物の致死処分申請を役所が断りません。殺処分ゼロが国をあげて盛り上がり、引き取りながら殺さない代償として心有る市民に終生飼養を条件に譲り渡し、生存の機会の継続を強います。法に従う役所が生存の継続を果たすアニマルシェルター機能を備えられるにも関わらずどこにもありません。
 不適切な事態の原因を探る時、動物が命あるものであるとする動物基本法が必要と思うのです。愛護動物を売るためや終生飼養を目的としない繁殖の禁止、販売事業の禁止などの条例等を地域の実情に配慮して施行することができますがありません。一方では真逆の猫への餌やり禁止条例を、違憲立法で執行できないといわれながらも一部の自治体が施行しました。
 人に飼われている動物が対象の獣医師法等に裏付けられた、獣医資格を持つ公務員も多数です。同じく飼われている動物だけを対象にする政府系の複数の動物愛護団体等が大きな勢力を持ちます。
 そのような社会の風潮や気運のなかで、人に飼われているいないに関わらず動物が命あるものとする一部の小さな勢力が世代交代の時期に差しかかっているように感じます。
 行き場を失う命ある動物を、ひとりひとりが助ける頭数には限りがありますが、動物を事業等に供する勢いが強くはびこり助けを求める動物が増え続けます。
 そのような社会の勢いの中で、特定されるペットショップ事業者に便宜をはかり、集客拡大や販売促進目的のイベントについて、積極的に後援協賛共催などを計画する自治体があります。
 役所が特定の事業者やペット推奨分野などに迎合するなどと判断せざるを得ない不可解な風潮が、世代交代ならではのヤムを得ない現実とはとても思いたくないのです。(平成30年5月)

 

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