アニマルウエルフェア連絡会

人と動物との適切な関係づくりを考えます。
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動物愛護法の罰則
 身近で頻繁に起きる大きな課題に「動物虐待」で「警察の動きが鈍い」ことを良く聞きます。
 どちらも略称ですが、動物保護法が同愛護法に変る1999年12月に、この法律案の提出に伴い国会から出された付帯決議が示されています。法の改正には取り込まなかったものの、本法の施行に当たって、適切な措置を講ずるべき事項、などについてです。
 法の改正施行から5年を目途として、種々勘案し、所要の措置を講じなさい。・・・などといって八の事項をあげました。その中で適切に措置しろ・・・ともいっている項目の一つは、『罰則の対象になる虐待の定義等については、本法に基づく摘発や立件等の状況を踏まえ、見直しの必要性を含め検討を行う事。』です。
 そして、この法律でいう虐待の定義は、給餌または給水をやめることにより衰弱させる等の『虐待』です。
 我々がよく口にするところの親が子に、または人が人に対する行為の『虐待』とは少し意味が違います。所有者占有者取扱者等のいる愛護動物に対する『責務の履行違反』と思われます。
 人々が口にする「動物虐待」と思われる行為を、この法律では『第44条の1項 愛護動物を殺し傷つけた者』、つまり「殺傷」と定義しており、愛護動物とは「所有者占有者取扱者等のいるいないに関わらず」同法44条4項の一、二号でいう11種の動物をも含んでいます。
 「動物虐待」で「警察の動きが鈍い」というとき、多くの警察官は「ペットの飼い主の乱暴な行為」を思いうかべるものと容易に判断できます。・・・野良ねこいじめたら「虐待」なのか?と疑問を持つかも知れません。
 飼い主の行為である「衰弱虐待罰金50万円」と、「動物殺傷」は異なる行為であり、飼い主がいるいないに関係なく、愛護動物殺傷犯罪は懲役1年、罰金100万円です。
 野良ねこなぐって傷にしたら「虐待」ではなく「殺傷犯罪」であることを、警察官や役人に上手に伝える努力も必要と思うのです。
 多くの人々が必要とするので作られたであろう「法律」を、必要と思いながら上手に使うために、この法律では「動物愛護管理行政の担当者の専門的な知識や技術の習得に対する支援を行うこと。」と、第1回見直し時期の2006年10月「環境省告示」に表明しています。

 改正動愛法から5年毎を目途に、第2回めの法の見直し時期に当たり、多くの意見が出されています。動物に対する虐待犯罪と殺傷犯罪の違いや、その違いに基づいて法を執行する担当役人などの専門知識などについての法の改正素案などは、随時これから持ち出されていくものと思われます。
 

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