アニマルウエルフェア連絡会

人と動物との適切な関係づくりを考えます。
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続:行政不作為+違憲立法+罪刑法定主義
 同じような話題が続いてしまいました。
 ウィキペディアによると『罪刑法定主義(ざいけいほうていしゅぎ)は、ある行為を犯罪として処罰するためには、立法府が制定する法令(議会制定法を中心とする法体系)において、犯罪とされる行為の内容、及びそれに対して科される刑罰を予め、明確に規定しておかなければならないとする原則のことをいう。
 公権力が恣意的な刑罰を科すことを防止して、国民の権利と自由を保障することを目的とする。
 事前に法令で罪となる行為と刑罰が規定されていなければ処罰されない、という原則であり、遡及処罰の禁止などの原則が派生的に導かれる。刑罰に限らず行政罰や、損害賠償等の民事罰にも適用されると一般的に解される。』・・・です。

 日本国憲法第31条『何人も、法律の定める手続によらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない。』を解説したもののようです。

 東京中野区では「(仮称)中野区動物の愛護の促進及び適正な管理に関する条例」を計画し、丁度年末年始の慌ただしい最中に期間を限定してパブコメを募集しています。

 条例の一部は次のように決められています。
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 (2-5)動物の飼養等(=動物を飼い養うこと及び飼い主のいない動物の保護及び世話を行うことをいう。)を行う者は、当該動物の飼養等に起因する悪臭や騒音等により、周辺の生活環境が損なわれている事態として規則で定める事態を生じさせたときは、その原因となる行為を中止しなければならない。

 (2)区長は、区民が(2-5)の規定に違反していると認めるときは、その者に対し、当該行為を中止すべきことを勧告することができる。

 (4)区長は、(2)の規定による勧告を受けた者が正当な理由なくその勧告に従わないときは、その者に対し、その勧告に係る行為を中止すべきことを命ずることができる。

 5 罰則 (4)の規定による命令に違反した者は、100,000 円以下の罰金に処する。
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 『犯罪とされる行為の内容、及びそれに対して科される刑罰を予め、明確に規定しておかなければならないとする原則』に構わず、区長と区民の裁量で罰金に処する条例案のようにも読み取れます。

 そのほかにもこの条例案には、長期間に渡る区行政の執行不作為を認める条項や、法律の範囲を超えた違憲立法を疑われる項目のほか、行政民事不介入を侵す恐れの含まれることも指摘されています。

 もっと詳しくは、(仮称)中野区動物の愛護の促進及び適正な管理に関する条例についての、パブリックコメント「意見の参考見本」←クリック

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