アニマルウエルフェア連絡会

人と動物との適切な関係づくりを考えます。
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東京中野区・餌やり禁止罰則付き条例
 【お願いいたします。】もう少し詳しいホームペーじ「ペット等飼養に関する条例」に、区の作成した資料があります。なるべくご覧いただけますようにお願いいたします。

 中野区の条例計画から、解決しなければならない迷惑被害の事態は理解できます。しかし、条例が法律の範囲を超えているのではないか?刑罰を作る条件として、人のどの行為が予め明確な罪になるのか?などが極めて曖昧なため、区が決めた処罰までのシステムに混乱が広がります。人の行為が誰にでも分かる明確な罪なら、区長がその行為について、指導、勧告、命令のプロセスをたどらなくてもよいのです。

●区の資料から概ね推測できる処罰までのプロセスは・・・区長が裁量により処罰の対象を決め、区長が指導や勧告を行い、従わない場合に区長が命令し、さらに従わない場合に処罰。(刑事裁判の手続きにより国が罰金を科す。)

●処罰対象の例「自己管理場所以外での餌や容器の放置」「飼い主同等の基準に従わない野良猫への餌やり」「犬の糞の放置」「カラス土鳩が周辺住民の身体財産への侵害をもたらし、平穏静謐な日常生活など周辺環境の悪化を生起する鳴き声の睡眠妨害、糞の汚濁、家屋に付属する物品等の破損、人への威嚇など」

●ひとつの例をとってみます。餌や容器の放置を禁止する区の考えを充分に理解できます。しかし、処罰するためには、その行為がだれでも分かる明確な罪でなければいけないという条件を満たしているのか?どうか?です。
 満たす条件として、餌の分量、容器の種類や大きさ、放置の時間や態様なども予め明確であり、だれが見ても一目で犯罪と判断できなくてはいけないからです。単に餌のようなものを置いただけでは、「だれが見ても刑罰の対象」ではないのです。
 餌の置きっぱなし禁止施策を、ペーパー資料やポスター類で啓発して効果をあげている自治体があります。犬の糞取り袋を無料で頻繁に配付する自治体もあります。それぞれの役所の取り組み方次第です。

●中野区の罰則は、前例の荒川区が実行できなかったと同じように思われます。対象の事態を見た区民と区民のいさかいが頻繁に起こることを、容易に想像できます。いさかい時には警察も呼ばれるでしょうが、区の資料から判断すると、例えば出動した警察が区長に指導を要請するのでしょうか?あるいはその逆で、区長が指導の権限を警察か職員のだれかにゆだねるのでしょうか?中野区にはアニマルポリスがいるのでしょうか?

●結論は・・・、多くの難問疑問をかかえながら万が一制定できたとしても、ほとんど執行の可能性が薄いと思われる罰則付き条例計画よりも、現行法規等に従って適切な普及啓発や指導が行える施策実行措置を、すぐに速やかに行う方法が現実的且つ合理的と思うのです。

●平成21年11月20・22日、同区内地域センターで区と区民の皆さんとの意見交換会が行われます。
もう少し詳しい内容は「ペット等飼養に関する条例」

●この件で|メールマガジン|も発行されます。

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